■ルイ・ヴィトン2007春夏パリコレクション:LOUIS
VUITTON/マークジェイコブス
2007年春夏パリコレクションの「ルイ・ヴィトン:LOUIS VUITTON」は
甘くロマンチックなコレクションを披露しました。
日本食ダイエットに成功し、シャープな体系に変身したデザイナーのマークジェイコブスは、
スポーツ的なディテイールデザインを加味しながらフラワーモチーフや、
ふんわり軽い素材で甘くロマンチックなデザインを展開しています。
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印象的なデザインはミドルからロング丈の袖や身頃に
紐(ストリング)を通したストリングスコートやワンピースは、
各部分のストリングスを絞ることでドレープが生まれ、
控えめな量感のロマンチックさと、スポーツ的なイメージが
ミックスされているデザインです。
そしてメインモチーフとなった「花:フラワー」がとても印象的です。
頭には花のヘアーバンドが飾られ、胸元にも花のコサージュ、
バックの中にも生花が顔を出し、小花柄のふんわり素材のドレス、
花柄のパッチワークを施したディティールデザインなどで、
より一層ロマンチックさを印象付けたコレクションです。
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首元に大判のストールを巻いたり、カーディガンを巻いたり
ドレスの上にレースシャツを重ね着したりと、ほどよいボリューム感(量感)を
表現したスタイリングが多く登場しています。
またパリコレクションの他のメゾンでも登場している「肩を強調したシルエット」の
デザインもマークジェイコブス的な可愛いイメージにデザインしています。
グラフィックでは「ルイヴィトンの頭文字:LV」に「OE」をからめて
「LOVE」の文字になったグラフィックデザインが今回のコレクションを象徴しています。
カラーはグレーベージュのトーオントーンや、ホワイト、サックス、ピンクをメインに
『ロマンチックなデザインのラインにブラックを乗せる』シーンを組み入れて
対極的なカラーによってのルイヴィトンらしいロマンチックさを表現しているコレクションです。
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