■大竹伸朗:大回顧展「全景 1955-2006」東京都現代美術館
東京都現代美術館で大竹伸朗さんのはじめての大回顧展「全景 1955-2006」が開催されています。
30年間、制作され続けてきた「スクラップ・ブック」を全点一挙初公開する他、
少年時代のスケッチから、同展のために制作された新作まで、
2000点あまりの作品群を国内最大級の面積を誇る東京都現代美術館の企画展示室の
全フロアを使用して大竹伸朗さんの全貌を紹介しています。
展示場の始めのカテゴリーに「少年時代の絵画」が展示されている時には
正直な気持ち「少々期待はずれの展覧会かな?」と思っていたら、
そこからの展開が物凄い見ごたえがあり、展示カテゴリーを進んで行くにしたがって
どんどん作品のパワーに引き込まれて行く、とてもパワフルな回顧展です。
作品のパワーも去る事ながら「この作品はどこに、どのように保管してるのか?」など
余計な感情も生じてくる作品群のパワーです。
何しろ東京都現代美術館の企画展示室の「全フロア」の
他の展覧会ではあまり使用しない展示室も使用しているので、
見終わった時には約2時間半の時間が経過していましたが、そんな時間の経過も
感じないほど、最後まで作品に引き込まれてしまう感覚です。
ゆっくり鑑賞するなら時間に余裕を持った入館時間がお薦めです。
開催中〜12月24日まで (月曜休館)
開館時間:10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
東京都現代美術館 企画展示室 全フロア
関連site>>東京都現代美術館
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関連site>>大竹伸朗「全景」公式サイト
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